シティアドベンチャー!-ノヴァリス怪奇発見!
GM:タチバナ
メイン 見学
本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
PC1:「キュリオシティ」物見クロエ(キャラシート)PL:氷雨
PC2:「ラボラトリー」物見シロナ(キャラシート)PL:侘助
PC3:「気ままな風」久遠セツナ(キャラシート)PL:MAO
PC4:「アルデバラン」無量塔 幸輔(キャラシート)PL:北山水
Index
OP1 怪奇現象を探す冒険
OP2 冒険の水先案内人
OP3 ハロー"来校者"
ミドル1 出発!シティアドベンチャー!
ミドル2 ひょんな出会い
幕間 移動中
ミドル3 草を吐くからくり屋敷
ミドル4 密林の奥地で"卵"を探せ
道中 次なる目的地へ
ワイバーン 無量塔幸輔&物見クロエ
ワイバーン 久遠セツナ&物見シロナ
ミドル5 星の降るコート
マスターシーン 疑惑
クライマックス 標の女王
バックトラック
エンディング メリークリスマス"来校者"
プリプレイ
Tekey:チャットログの全削除が完了しました。
GM:それでは、本日よりシティアドベンチャー-ノヴァリス怪奇発見-を始めて行きたいと思います。
GM:まずはPC番号順に自己紹介をしていただこうと思いますー、では物見姉妹の姉の方、クロエさんのご紹介からどうぞ!
GM:キャラシートもだ、よろしくお願いします!
物見クロエ:(キャラシート)
物見クロエ:はーい!双子の姉、物見クロエです
物見クロエ:お招きいただき恐悦至極、ノヴァリスを駆け巡り怪奇を発見!……を基本的には独断で行う部活、怪奇現象探査部の名物双子です
GM:この二人そのものが神出鬼没だぜ
物見クロエ:ノヴァリスで双子は珍しいでしょう、なぜならPLとPCを2枠使いますからね……!
GM:なかなかできない、私もPCに出来るのは片方だけ!
物見クロエ:元より二人で一人の共同機能として創られた二人組であり、二人の連携はノヴァリスでもトップクラスの性能です
物見クロエ:片方はフィールドワーク、片方はデスクワークと分担を想定して作られた機能と言う事ですね。
物見クロエ:構成もそれに準じて作られており、互いにそれぞれ戦える構成ではあるものの
物見クロエ:妹の支援を受けることで武器の性能がアップ、同時に消失する天使や鉄風乱舞などのエフェクトの性能も上昇します。
物見クロエ:Dロイス【仲間】によって情報収集などでも一定以上の成果を発揮できるぞ!
物見クロエ:ということで双子の姉、物見クロエでした。ノバイバーイ!
物見クロエ:以上っ!
GM:ありがとうございました、ノヴァリスの双子代表!今日は他の双子とも巡り合うぞ
GM:では続きましてPC2!妹の方、シロナさんよろしくおねがいします!
(キャラシート)
物見シロナ:は〜い双子の妹、物見シロナです。よろしくお願いします...
物見シロナ:双子でお姉があらかた言ってくれたましたが私はデスクワーク専門の分析担当
物見シロナ:お姉が先駆けで私が分析とストッパー
物見シロナ:構成的にはバタフライエフェクトでお姉の能力値を上げて武器の性能を十二分に発揮できるようにしたりするよ
GM:モッツァレラチーズとトマトくらいベストマッチな姉妹だ
物見シロナ:同じくDロイスは【仲間】、これでミドルからクライマックスまでダイスには困らないね
物見シロナ:ということで双子の妹、物見シロナでした。ノバイバイです
物見シロナ:こんな感じ!
GM:ありがとうございましたー!今回も実質二人で一人のPC1のようなタッグ卓だ、そのエネルギッシュな探索力が今回の冒険に役に立つでしょう
GM:では、ハンドアウトを公開だ
シナリオロイス 怪奇現象探索部最年少メンバー "プチ・スティミュレイト"里中ヤマメ
貴女達は後輩である里中ヤマメが、幼星塾に提出する自由研究レポートに頭を悩ませているのを見る。
ここでの評価を元に考古学冒険家を目指し大きなプロジェクトを始めて見たいと奮起するヤマメだが、どうにも範囲を広げ過ぎて初等部の幼い少女一人でこなすには困難なほどに膨れ上がってしまっているようだ。
あっぷあっぷしている後輩を助けてあげるのも先輩の役目だろう。貴女達はヤマメを手伝う事にしたのだった。
そんな時、オフィサーに新しく入った生徒、織田切チアキがあなた達の目の前に現れ、もしも冒険をしたいと言うならば"姉"を頼ってみてはどうだろうと提案を受ける。
里中ヤマメ:助けて〜、クロエさーん、シロナさーん……
里中ヤマメ:下級生のピンチです、助けてあげましょう
物見シロナ:調査分析は専門だからね、任せて
物見クロエ:ふふん、任せてよ!
織田切チアキ:とても心強い姉妹、僕もこの息の合い方を見習いたいです
GM:では続きましてPC3の名乗りを上げていただきましょう
GM:我らがグリードの旅団長!セツナさんお願いします!
久遠セツナ:「初めまして、ボクは久遠セツナ」
久遠セツナ:「何者かと問われればこう応えるよ、冒険者──ってね!」
久遠セツナ:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY1bDM2wQM
久遠セツナ:久遠セツナ。
久遠セツナ:快活な笑顔が特徴の黒髪ボクっ娘。頭上に輝くは漆黒手裏剣型十字冠。
久遠セツナ:その正体は彷徨学園の二つ名を持つグリード旅団学園の旅団長。
久遠セツナ:楽しく冒険を座右之銘とし、ノヴァリス中を駆け巡るトラブルメイカーにしてトラブルバスターです。
織田切ハルヒ:ハーッハッハッハ!!それでこそ私たちの長に相応しい逸材だぁ!!
久遠セツナ:学区トップとゆー立場をまったく気にとめず、あっちにふらふらこっちにふらふら、ノヴァリス全土を勝手気ままに大冒険!
久遠セツナ:激動の二学期においても、変わることなくおもちゃ箱のようなノヴァリスを楽しく駆け巡ってます。
久遠セツナ:オーヴァードとしての能力は、ハヌマーンによる身体、反射、感覚能力の強化と実にシンプル。
久遠セツナ:手にする黒剣はノヴァリスの名も無き遺跡で手に入れた品。
久遠セツナ:直線的な剣身を持つ漆黒の小剣で、時々なんか概念斬りみたいなことをしたりしてます。ふっしぎー。
久遠セツナ:そんな訳でシンドロームはピュアハヌマーン
久遠セツナ:ロイス関係は――
久遠セツナ:Dロイス ?98【遺産継承者】(鬼切りの小太刀)
久遠セツナ:【すなわちノヴァリス:冒険@○キラキラと煌くもの/失いたくない】
久遠セツナ:【学区のみんな:グリードの仲間@○仲間さっ!/おこごと苦手】
久遠セツナ:――を所持しています。
工藤ハヅキ:結構希少なな得物を手にしているんだな、オレ達の長は
久遠セツナ:と言ってもデータ的には実にシンプル。
久遠セツナ:援護の風&ウインドブレスでダイスを増やしたり、装甲を無効化して殴ったり。160版なので限界突破とかリミットリリースも保持、いざって時に使います!
GM:クライマックスに控えてる闇猫さんの兵器にどれだけ抗えるかな
久遠セツナ:今回はGMにお声がけ頂き、セツナで遊ばせて頂くこととなりました。
久遠セツナ:初めてな方ばかりでちょっと緊張しておりますが、改めまして皆様よろしくお願い申し上げます。
GM:よろしくお願いしますー!怪奇現象探索と冒険!こんなに相性のいい組み合わせがあるだろうか!!
GM:セツナさんのHOはこちら!
シナリオロイス グリード旅団学園 技術組合 グリード操舵班責任者 "ケミカル・マーベラス" 織田切ハルヒ
あなたはいつもグリードの校舎を動かしている操舵隊の長、織田切ハルヒからこの後の冒険の航路の打診を受ける
古巣であるジェネシスでオフィサーをしている"妹"から冒険をしたいという生徒達がいるとの事なので色んな場所の怪奇現象を探すべく各学区を冒険してまわりたいと相談を受けたのだ。
久しぶりのシティアドベンチャーに向けて準備していた所、あなた達の所に旅団長補佐のミナトが現れ、今回の冒険には"先生"を用意してほしいと頼まれる。
それもヤマメやセツナと縁深い"JUN"だけはない。もう一人必要と宣託に出ているのだ
GM:それではラスト、先日かなりの"戦い"を終えて参りました唯一の募集枠たる先生のご登場だ!
無量塔 幸輔:はい!
無量塔 幸輔:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=yLpUN2
無量塔 幸輔:先生枠で入らせていただきます、無量塔幸輔(ムラタ?コウスケ)です!
無量塔 幸輔:元はノヴァリスに来るまでレネゲイドのことを知らなかった一般人!
"JUN":オーヴァード業界ド素人飛び込み仲間だ〜!
無量塔 幸輔:JUN先生とは教員免許持ち仲間かつオーヴァード初心者仲間だぜ
"JUN":イェーイ☆
無量塔 幸輔:そんなこんなで、知らない世界に飛び込んでひーこらしてきたところを何とか慣れてきて
無量塔 幸輔:最初はかなりオーヴァードにビビってたり、境遇の違う生徒のかかわりに悩んでいましたがちょっとずつ自分の道をみつけることができました
無量塔 幸輔:昔の担任の先生にあこがれて教師になったのに、その先生が実はオーヴァードでノヴァリスに誘ってきたり
無量塔 幸輔:最近ノヴァリスに害をなす暗黒先生だということに気づいてしまったり
無量塔 幸輔:それだけでも忙しいのに、赤ちゃんを拾って育てることになったりして毎日がてんてこまいな日々を過ごしてます
GM:まさか……子持ちになるとはな……
無量塔 幸輔:語弊
無量塔 幸輔:性能はHPタンク兼能力打ち消しのデバッファー
無量塔 幸輔:もしものときにはロイス死守ヒーラーも兼ね備えているので、守りは任せてください
無量塔 幸輔:こんかいの冒険は生徒をまとめないといけない気持ちがありつつも、男の子なのでわくわくしてます
無量塔 幸輔:皆さんと仲良くなれますように!よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいしまーす!
GM:ムラタ先生のHOはこちら!
シナリオロイス "来校者"改め グリード旅団学園 冒険者組合 ”雷火侠嬢"工藤ハヅキ
あなたはグリードに呼ばれた"JUN"がもう一人連れてこようと提案し呼び寄せられた"先生"だ。
乗り気かそうでないかには関わらず、二人で使者が来るまで時間を潰している間に
トントン拍子でグリード行きの用意が出来上がってしまう。
そんなあなたの元に工藤ハヅキも現れ、彼女にグリード旅団学園の校舎まで吹っ飛ばされてしまうのだった。
工藤ハヅキ:すまんな、吹っ飛ばされてもらおう
無量塔 幸輔:旅行するならどこに行きたい…?
GM:つらいくまさんの話は今はよそう、彼も自由に冒険してほしいモノだ……
GM:みなさんご紹介有難うございました!それではトレーラーを貼って本日の卓を始めさせていただきます。
■トレーラー■
神秘の土地、ノヴァリス。
外の世界の常識では測れない現象が多発するこの不思議な土地で、なおも飢える者たちがいる。
"本当にこの土地の不思議はレネゲイド由来のモノだけなのか?"という疑問に答えを出したがる者たちがいる。
解明しよう、真実を解き明かそう。未知の現象を探しに行こう。
あなたたちがそんな"ロマン"に溢れているならば。未知の荒野に駆けだすいっぱしの"冒険者"であるならば。
"冒険"(グリード)は、きっと応えてくれる。
さあ漕ぎ出そう!怪奇現象を探す冒険へ!
ダブルクロス?3rd?Edition?オーヴァード・ノヴァ
「シティアドベンチャー!-ノヴァリス怪奇発見!-」
ダブルクロス───いい意味で裏切られる事を望む者にとっては、それは祝福を意味する言葉でもある。
GM:そんなわけで!よろしくお願いしますー!
物見シロナ:よろしくお願いします〜
無量塔 幸輔:よろしくお願いします!
物見クロエ:よろしくお願いします!
久遠セツナ:よろしくお願いします。
GM:ではOP1から
GM:---
OP1 怪奇現象を探す冒険
GM:シーンプレイヤー 物見クロエ 物見シロナ 他登場不可
GM:登場侵蝕をお願いします!最初は普通に振ってもらう
物見クロエ:物見クロエの侵蝕率を1D10(→?9)増加(39?→?48)
物見シロナ:物見シロナの侵蝕率を1D10(→?8)増加(37?→?45)
GM:---
GM:ジェネシスインダストリアルアカデミー 怪奇現象探査部 部室
GM:大きなサーバーを有するジェネシス屈指の作業環境を誇るこの部室に貴方たちは今日はどこへ向かうか部員と打ちあわせるために部室を訪れた。
GM:しかし今日は人が少ない。部長の析了トオル含む怪奇現象探索部の中心メンバーは全員独自行動中なのか姿がない。
GM:そこにいるのは本日は一人のみ。
GM:テーブルの上のノヴァリスマップを前に頭を抱えて叫んでいる少女。おさげに眼鏡、少し尖った耳がトレードマーク。
GM:ジェネシスの制服の上から黒い外套を羽織っており、スカートの下にはとても質のいい白タイツ。
GM:なんでも通ってる塾の白タイツ同好会所属の教育実習生から熱烈に勧められ、頻繁に履くようになったとの事。
GM:それがジェネシス怪奇現象探索部の最年少メンバー、里中ヤマメである。
GM:---
里中ヤマメ:「うわぁぁぁぁ〜!!ダメもうこれ!」部室から聞こえてくる嘆きの声!
物見クロエ:「わ、何々っ……あれ、ヤマメちゃん??何してるの、ゲーム?」
物見シロナ:「なんかすごい修羅場っぽいけど...」
物見クロエ:「地図だし、ほら……NovaGuessr(ノヴァリスのどこかに落とされて場所を当てるゲーム)とか……」
里中ヤマメ:「ク、クロエさ〜ん……シロナさ〜ん……」
里中ヤマメ:「い、今ちょっとお時間貰えます〜……?」
物見クロエ:「うん?うん、どの道ゲームするかオヤツの時間かって感じだったし、別にいいよ!」
物見クロエ:「シロナも大丈夫だよね?」
物見シロナ:「うん、私達でよければ相談に乗って」
里中ヤマメ:「よかった〜、これ終わらない事にはゲームもオヤツも出来ませんよ〜……」
GM:彼女が前にしている地図は、ノヴァリスの全体地図のようだ。初等部でも仕入れられる安価なモノだ。
GM:その各所に、赤いマルが囲われており、ネットで寄せられていた怪奇現象のタレコミ情報がびっしりと書かれている。一目では読み辛い。
里中ヤマメ:「もちろん、例によって怪奇現象の調査なのですが……」
里中ヤマメ:「今回、今回ちょっと……急ぎで纏めないといけないんですよこれ……」
物見クロエ:タレコミ情報は明らかにガセっぽいのも混ざってたり…?
GM:だいぶ怪しいのもある。そういう怪しそうなのには?マークも付いている。
GM:どうやら本当にノヴァリス全土での噂を纏めた結果、本当に全土の情報を集めてしまったようだ。
物見クロエ:「うぅーん……この量を??結構怪しげなのもあるけど……この辺りはスルーするのでもいいんじゃない?」
物見クロエ:ハテナマークが特に集まっているような個所を指して
GM:……当然ながら、10歳の足で走り回れるような規模の広さではない。
物見シロナ:「そうだね、あとはちょっと見づらいから私の提出用のフォーマット使っていいよ」
物見シロナ:「テンプレートに打ち込むだけでいいから」
里中ヤマメ:「ありがとうございますシロナさーん……私もちょっと無茶だと思って……可能な限り絞り込んだんです」
里中ヤマメ:「なんとか6,7個までは絞り込む事もできたんですが……」
物見クロエ:「あっ、私が使おうとしたときはぐちゃぐちゃになるからダメって言ったのに〜……おぉっ」
里中ヤマメ:「それでも……とてもじゃないけどマウンテンバイク乗り回したって私一人じゃ回り切れないくらいで……」
里中ヤマメ:「どうしよ〜、幼星塾への提出来週なのに〜……」
物見クロエ:「ふんふん……あぁ、活動レポートみたいのが必要なんだ」
物見シロナ:「一週間...私達でよければ手伝うけど?」
物見シロナ:「あとそうだね...念のために提出物忘れの言い訳100選の学習データもあげる」
里中ヤマメ:「きょ、極力使いたくない……!!」
里中ヤマメ:「で、ですが協力は助かります!ほら、私、戦闘が苦手な上にシロナさんのような高い解析・支援能力も持ってないから……」
里中ヤマメ:「危険な時、一緒に戦ってくれる方が欲しくてこれから探すところだったんです!」
里中ヤマメ:「今回はなんとか結果を出したい!知っての通り、ウチ……なかなかレネゲイド由来ではないと解析できた現象……全然なくて、資金も少なくなりつつあるじゃないですか!」
物見クロエ:「まぁ、今のところゼロだからね!依頼は時々貰ってるけど……」
里中ヤマメ:「そんな時、今度、幼星塾で各々の修練した技量を発表する舞台が近いんです!」
里中ヤマメ:「いい成績を貰ったら職員室や生徒会にも……資金とか融通してもらって、部の存続もだいぶ安定すると思ったので……!」
里中ヤマメ:「私、とても張り切ってるんです!がんばって今度の発表会で上の人たちに認められて……」
物見シロナ:「うぅ、初等部にお金の心配されてる...」
里中ヤマメ:「ゆくゆくは外から流れて来た海賊版の映画……大きな岩から逃げたりするあの冒険映画みたいな、未知を解き明かすすごい学者さんになりたいから……」
物見クロエ:「そ、存続の危機って程では……ない……はずだけど、最近株券に繋がるような神秘も見つけられてないのは確か、かぁ。」
里中ヤマメ:「今回で高評価を貰って、今後の活動もしっかり支援してもらいたいです!」
里中ヤマメ:「ヘヘー、いっぱい支援金がもらえるといいなぁ〜!」
物見クロエ:「う〜ん、ともかく……そんなに張り切ってるなら私達も頑張らないとだね」
物見シロナ:「まぁ、お金はともかく発表が近いなら力になるよ」
物見クロエ:「いったん支援金の事は忘れて……楽しみながら、ね!」
里中ヤマメ:「はい!ありがとうございます!お二方!」
GM:そんなやり取りが聞こえてきた時だった。
GM:突如、見慣れないスーツ姿の生徒が入ってくる。
GM:表情が硬く、少しだけ冷たい印象を見せる綺麗な顔立ちの女子生徒。背筋の伸びたビジネスウーマン然とした生徒がやって来た。
GM:彼女はまず、部屋に入るなり三人の姿を視認し、その後少し部屋を見回す。
スーツの女生徒:「───失礼します。本日出席の方々はあなた方で全員でしょうか?」
物見シロナ:「そうですけど...どちら様?」
物見クロエ:「よくわかんないけどなんか空気感が……デキるって感じの人……!」
物見クロエ:「今来てる人はこれで全員だよ!」
織田切チアキ:「部長の析了トオルさんもいらっしゃらない……なるほど、失礼しました」
織田切チアキ:「創成金融『融資審査部門』部長、織田切チアキと申します。先日昇進したのでご挨拶をと思いまして……」と、そこまで喋った所で
織田切チアキ:「………双、子」薄い表情を少しだけ目を丸くして似通った二人を見つめている。
物見シロナ:「オフィサーの...あ、私は怪奇現象探査部の物見シロナ」
物見シロナ:「それでこっちが」
物見クロエ:「へぇぇ〜……あっ、うん、物見クロエ!」
物見クロエ:「私の方がお姉ちゃんで、シロナが妹!」
織田切チアキ:「なるほど、貴女達が……ふふ」固い表情に、少しだけ笑みがこぼれる。
織田切チアキ:「いえ、失礼。少し親近感を抱いてしまった所で」
織田切チアキ:「……実は僕も双子なんです。生まれた順で僕が妹になりますが」
GM:双子のオーヴァードは珍しい。クロエとシロナが有名になるのも無理はないくらいに。
GM:しかし、もちろん彼女たちだけではない。現にジェネシスにももう一組双子のオーヴァードがいる事を示してきた。
物見クロエ:「へぇぇ〜……やっぱりあんまりいないよね。お姉さんもジェネシスで……オフィサーとか?」
織田切チアキ:「いえ、オフィサーになったのは僕だけで。姉さんはいろいろあってジェネシスを出奔したんです」
物見シロナ:「それは...すごい自由な人ですね」
織田切チアキ:「僕たちも結構、貴女方に負けないくらいには顔"は"似てるとは思うのですが……気質が少々」と、言った所で机の上の地図に目が行く。
織田切チアキ:地図に目をやって少し中身を見る「今も部活動の最中でしたか。これはアナタが?えっと……」
里中ヤマメ:「あ、はい。里中ヤマメです」
物見クロエ:「へぇ〜……別々の場所にいるなんて、あんまり考えられないかも。凄いなぁ」
織田切チアキ:「ずいぶん広範囲を回るんですね。これを貴女方だけで回るのは大変そうだ」
里中ヤマメ:「あ、はい……今まさにどうしようかと考えていた所で……」
物見クロエ:「そうそう、実際にはもうちょっと絞れてるみたいなんだけどね。移動手段とか、その辺はまだ考え中なんだ」
GM:ふむ、ふむ、と頷いて事情を理解した所で……ふ、と物見の双子達の方を向く
織田切チアキ:(双子、これも何かの縁かも)「もしよければ、お手伝いしましょうか?こういう時に頼れる人材に心当たりがあります」
織田切チアキ:「奇しくも、今話した僕の姉なら力になれると思います」
物見シロナ:「本当ですか?」
物見クロエ:「へぇ!お姉ちゃんが……ん、お姉ちゃんってどこの学校なの?」
織田切チアキ:「……皆さんは、グリード旅団学園という学校を御存じですか?」
里中ヤマメ:「あれ、その学校聞いたことが……」
物見シロナ:「グリードってあの彷徨学区の?」
物見クロエ:「あ、うん。そういう怪奇現象って最初の方に話題になりかけてたの、覚えてるよ」
織田切チアキ:「ええ、姉さんはあの学校の立ち上げをその場で聞いていた生徒の一人でして」
織田切チアキ:「ノヴァリスの"未知"を解き明かすために冒険に出る、各学区より集まった生粋の冒険好きが集った新校です。姉さんもその一人」
織田切チアキ:「……気質は実際、貴女達に近いかもしれません。今丁度あなた達双子を見て……久しぶりに姉さんの事を思い出した事ですし」
織田切チアキ:「もしよければ連絡を取りますよ。未知を解き明かそうという生徒達ならば、姉さんたちもむげにはしないと思います」
物見クロエ:「へぇ!?たしかに、似てるところもあるかも……」
物見クロエ:「うん、それなら取ってみてほしいな。会ったこともないし、面白そうなことは何でも知っておかないと」
物見シロナ:「お願いしてもいいですか?」
里中ヤマメ:「確かに、グリードの移動力があったら……広範囲を短期間で回れるかも……!」
織田切チアキ:「今日中に連絡を取ります。すぐにレスポンスいたしますので少々お待ちください」
織田切チアキ:「今回の代表は……」まずヤマメの方を見て
里中ヤマメ:「あ、はい。私が発案した探索です……はい……」少し気圧されて
織田切チアキ:「では、顔通しも行いますので一緒にご同行をお願いします」そう言いながら、携帯端末を取り出して連絡を取り始めた。
里中ヤマメ:ヤマメは少し緊張した様子で……「こ、これはなかなかツイてるんじゃないでしょうか……お二方……!」
物見クロエ:「うん、ノヴァリスって広いから、着くまでは長いからね〜……あっ、色々見れて飽きないって良さもあるんだけど!」
里中ヤマメ:「な、なんだかワクワクして来た〜!」
里中ヤマメ:「えっと、じゃあこれからご挨拶に行ってまいります!」
里中ヤマメ:「クロエさん、シロナさん!お手伝いを買っていただきありがとうございます!」
里中ヤマメ:「当日はよろしくお願いしますね!」二人よりもさらに低めな身長の少女が、こくりと丁寧にお辞儀をしてきた。
物見クロエ:「全然いいんだよ、色々面白そうなこともあったし……」
物見クロエ:「ま、私達も楽しみにしてるってこと!」
物見シロナ:「そうそう、一緒に楽しもうね」
里中ヤマメ:「ハイ!……怪奇現象を探す冒険かー、なんだか本当に映画の通りになりそう〜」そんなワクワクした様子のまま、ヤマメはチアキに連れられて一度二人と別れたのだった。
GM:それからもうしばらくした時間で、無事顔通しが完了。双子達の端末に指定された集合日と時間が送られてきた。
GM:期待に胸を膨らませながら、皆、当日を迎えたのである。
GM:---
GM:シーンカット。ロイスをここから取得できます。
物見シロナ:里中ヤマメ 〇尽力/不安
物見クロエ 〇信頼/不安
これで!
物見クロエ:里中ヤマメ:○友情/不安
物見シロナ:○幸福感/劣等感
で行きます〜
物見クロエ:Dロイス:仲間の効果でこれより判定ダイスが2個増えます 双子とも!
GM:これが双子パワーというわけだ、組んで動ける卓だと強い……!
GM:---
OP2 冒険の水先案内人
GM:シーンプレイヤー 久遠セツナ 他登場不可
GM:登場侵蝕をどうぞ
久遠セツナ:久遠セツナの侵蝕率を1D10(→?6)増加(37?→?43)
GM:皆半分以上出してる
GM:---
GM:このノヴァリスという土地において。"最も行った事のない場所が少ない生徒"が誰だと聞かれたならば。
GM:実は多くの生徒が彼女の名を上げる。久遠セツナ。冒険をこよなく愛するあまり、"冒険"そのものとまで呼ばれるようになった生徒である。
GM:その活動範囲とアグレッシブさたるや、八月革命で落とした移動要塞をそのまま新校の校舎として立ち上げ、冒険のために使用する事を思いつくほどと言われている。
GM:ここには、そんな彼女の熱意にひかれあらゆる学区から集合した稀代の冒険狂たちが今か今かと出発を待ち望んでいる。
GM:貴女も今頃は旅団長補佐たる風乃ミナトとともに"次はどこへ行こうか"などと食事の場で相談している所だろうか。
GM:そんな時に、珍しく食堂に顔を出してきた生徒がいた。……否、"顔"は出してはいないが、足を運んで来た。
GM:---
織田切ハルヒ:タッタッタッタッ、と慌ただしく食堂に駆け込んでくる人物がいる!
織田切ハルヒ:顔をアフリカ部族のような仮面で完全に覆った作業着の女子だ。しかし顔を隠していてもすぐにコイツだとわかる。
織田切ハルヒ:「ハーッハッハッハッ!!セツナ旅団長〜〜〜!!」
織田切ハルヒ:「昨日も!今日も!そして明日もきっと……"冒険"してるかなぁ〜〜〜!?!?!?」グリードでも、屈指のやかましい女だからだ!!
風乃ミナト:「その声は──」
久遠セツナ:「あ、ハルヒちゃんだ。やっほ〜!」
久遠セツナ:中世の酒場を模した冒険者の店──【緋鯉のわが家亭】。
久遠セツナ:その一画で冒険譚を楽しく語っていたグリード旅団学園旅団長、久遠セツナと、
久遠セツナ:冒険譚を楽しく聞いていた旅団長補佐、風乃ミナトが、その声に気づいて応じます。
久遠セツナ:「今ちょうどね、この前の冒険の話をミナトちゃんにしてたんだ!」
久遠セツナ:当たり前のように「座って座って」と、椅子を引っ張ってくる。
織田切ハルヒ:顔こそ隠していても、目の見えないミナトのために。彼女は自分らしさを惜しげもなく表現する。
織田切ハルヒ:セツナももう、下手をするとそういう顔の女子だと認識しつつあるかもしれない。誘われるように、彼女は椅子に座った。
風乃ミナト:「なにか頼まれますか、ハルヒさん?」盲目、車椅子の身ながら、気配りを忘れない。
織田切ハルヒ:「どの冒険の話だね〜?キミの冒険の話はもう星の数にも上るだろう?それでこそ私たちの旅団長だ……ああ、えっと」
久遠セツナ:「すごかったんだよ! ロケットタケノコ!」
織田切ハルヒ:「豆乳とプレーンシュガーのドーナツを一つ頼もうか!!」ウェイトレスに注文している。
久遠セツナ:嬉々として、中断してた冒険譚の続きを語り始める。
織田切ハルヒ:「ロケットタケノコとは……また知らない新種の植物を見つけてしまったなぁ〜、これでもう何種目だったか?やっぱり飛ぶのかな?」
久遠セツナ:【ロケットタケノコ】
久遠セツナ:ノヴァリス中部に自生する稀少な巨大タケノコ(5m級)。
久遠セツナ:相当する青竹が発見されないことからその生態が疑問視されていたが、
久遠セツナ:今回の冒険にて、『充分に成長したらロケット点火して遥か大空に飛び立つ』ことが確認され、名前の由来と生態の謎が明らかになった。めでたしめでたし。
久遠セツナ:「すごかったよー! どどーんっ! って空高く飛んでって。どかーんっ! って大爆発!」
久遠セツナ:「生命の神秘ってやつだねぇ──」うんうんと、なにやらしたり顔。
風乃ミナト:(──それはミサイルなのでは?)
織田切ハルヒ:「ーーーマーベラァス!!やはり君は素晴らしい!それでこそキミのフロンティアスピリッツに賭けた甲斐があるという物だよ!」
織田切ハルヒ:「これだから"操舵手"がやめられないのだなぁ〜!私も操舵隊一同も……!」
久遠セツナ:「えへへ、いつもありがとね。ハルヒちゃん」黒髪の少女が屈託なく笑う。
織田切ハルヒ:グリード旅団学園の骨子たる移動校舎は手動だ。動かす人間ももちろん存在する。
織田切ハルヒ:さながら"船"のように複数人で帆を張り、舵を取り、複数の方向へと移動を試みる技術者も多くいるのだ。
織田切ハルヒ:この仮面の生徒、織田切ハルヒもその一人。
織田切ハルヒ:彼女は久遠セツナが八月革命要塞を落とし、グリード立ち上げを宣言した際に刺激を受けた生徒達の一員であり。
織田切ハルヒ:その類まれな技術力を買われた生徒達の一人。あの巨大な移動校舎を動かす業務を受け持った技術者集団の一員、責任者を務める生徒だった。
織田切ハルヒ:「さて、丁度二人そろってここにいてくれて助かったよ。ミナト旅団長補佐!」わかるように元気よく盲目の少女に声をかける。
風乃ミナト:「なるほど」
久遠セツナ:「?」
久遠セツナ:対照的に「?」となる旅団長と、何かを察する旅団長補佐。
風乃ミナト:「航路に関すること──でしょうか?」
久遠セツナ:グリードの操舵班責任者である"ケミカル・マーベラス"こと織田切ハルヒ。
織田切ハルヒ:「……ハッハッハ!もしかして、もう降りてきているのかい?自慢の"神託"が!」
久遠セツナ:その彼女が旅団長と旅団長補佐に同時に用があると言えば、おそらくは──
織田切ハルヒ:「正解だ。キミ達に話してほしい人がいる。私の"妹"を紹介させてくれないか」と、二人に向けて携帯端末を取り出すと、ブオンと空中にスクリーンが浮かび上がる。
久遠セツナ:「あたらしい冒険!」目を輝かせながら、空中で結ばれた像を見る。
織田切チアキ:「……どうも、ジェネシスインダストリアルアカデミー創成金融『融資審査部門』部長、織田切チアキです」
織田切チアキ:「日頃、いつも姉がお世話になっています」
久遠セツナ:「こんにちは、ボクは久遠セツナ!」シンプル極まりない。
織田切ハルヒ:「私に双子の妹の話は過去したことあったと思うが……彼女がそうだ。古巣ジェネシスに残してきた家族だよ」
風乃ミナト:「以前仰られていましたね。確かオフィサーに連なる御姉妹がいらっしゃると」
織田切ハルヒ:「ハッハッハ!おかげで商業組合とのコネとしても頼られてばかりでね!実は日頃から世話になっているんだなこれが!」
織田切チアキ:「それはお互い様だよ……久遠セツナさん。グリード旅団学園の長を務めるお方と姉からも仰せつかっております」
織田切チアキ:「本日お話をさせていただいたのは……少し、こちらの方で縁がありまして。今日知り合った見込みのある生徒がいるのですが」
里中ヤマメ:席を変わって、ウィンドウの中に現れる初等部の生徒。「ど、どうもこんにちは。里中ヤマメです」
里中ヤマメ:「ジェネシス、怪奇現象探索部に所属しています。後、幼星塾にも」
里中ヤマメ:少し緊張気味だ
久遠セツナ:「こんにちはヤマメちゃん。ボクは久遠セツナ!」
久遠セツナ:「よろしくねっ!」
久遠セツナ:対照的な、はきはきした声と笑顔。
風乃ミナト:「怪奇現象探索部と言いますと、確か──」
里中ヤマメ:「よ、よろしくお願いします!」ぺこり、と頭を下げて来た。明るさに少し心許したくなったようだ。
織田切チアキ:「ちょっとした縁で知り合いまして。以前より我が校でも名の知れた生徒達という事で本日ご挨拶に伺いました」
風乃ミナト:「そうでしたか。ご丁寧にありがとうございます、チアキさん」
織田切チアキ:「今回の要請は……彼女たち怪奇現象探索部のご紹介と要望を」
織田切チアキ:「……ええ。貴女方に頼むという事でもしかしなくてもお判りかもしれませんが……"冒険"の依頼です」
久遠セツナ:「冒険っ!」
風乃ミナト:「せっちゃんすてい」
織田切ハルヒ:「猛る気持ちもわかるよ!彼女たちが広範囲を移動する"足"を欲しがっている。ぜひとも彼女たちの冒険の水先案内人をしてほしいとの事だ!」
織田切ハルヒ:「私たちグリードは望むがままに冒険をする者達の集まりであると同時に……一つの仕事を受け持った生徒達であると以前から考える」
織田切ハルヒ:「いつぞやのテニス同好会の一同の時のように。時には他学区の"冒険をしたい"と希望する者達を先導していく事も、また我々の仕事ではないだろうか!」
織田切ハルヒ:「セツナ君!ミナト君!私の"妹"たっての頼みだ!ぜひ彼女たち一同を次回の旅に連れて行って欲しいのだよ!」
風乃ミナト:「ふふっ、真面目ですね。ハルヒさんは」くすり──と、車椅子の少女が微笑む。
久遠セツナ:かたやもう一人は、ぐいっぐいっと足を椅子にかけストレッチを始めている。心を占めるのはもう新たな冒険のみだ。
GM:そんな中、ミナトの"力"がすでにある一つの"標"を指し示しつつあった。
GM:……今回必要なモノがなんであるかを。冒険に送り出す冒険の巫女たる"旅団長補佐"の力がすでに閉ざされた目の裏に映らせていた。
GM:引き受けても一向に構わない。むしろ推奨している。だが此度の冒険には。職員室の"先生"が要る。
GM:そして、彼女がそう言ったならば真っ先に彼女たちは以前足を運んだ、縁のある一人の"先生"の名前を上げるだろう。
GM:しかし。彼だけでは足りないと出ている。この冒険には"先生"がもう一人必要だ。
風乃ミナト:「無論。冒険を断る理由は、このグリードにありません」
久遠セツナ:「ミナトちゃんのゆーとーり!」
久遠セツナ:「他学区とか関係なしっ」
久遠セツナ:「冒険したい子はみんな仲間! 遠慮なんかなしなしっ!」
里中ヤマメ:「本当ですか!ありがとうございます!」
風乃ミナト:「ですが──」
風乃ミナト:“神様の言う通り”
風乃ミナト:風乃ミナトのコードネームであり、その力を指し示す言葉。
風乃ミナト:不確定ながらも精度の高い“神託”を授かる能力が、この瞬間に発動していた。
風乃ミナト:「職員室の先生──にもご協力を仰いだ方がよさそうですね」
風乃ミナト:「──いえ、仰いでください」
久遠セツナ:「お! ミナトちゃんのアレ?」
風乃ミナト:旅団長の言葉に、こくりと頷く。
織田切チアキ:「……"職員室"の、先生ですか?」
織田切ハルヒ:「……なるほど。チアキ!ミナト君の力は我ら冒険者の希望の光だ!」
久遠セツナ:「えっとね、ミナトちゃんの“神様の言う通り”はすっごいんだよ」
織田切ハルヒ:「彼女の閉ざされた瞳の中には、不確定な道を行く我ら冒険者の希望の光、その方角が見えているのだよ!」
久遠セツナ:説明が下手すぎる旅団長。
織田切ハルヒ:「ぜひとも連絡を取ってくれ!頼めるかな?」
久遠セツナ:「うん。ミナトちゃんが『そうして』って言うなら、そうした方がいいと思う」
久遠セツナ:「じゃないとボクみたいにひどい目にあうのです」なぜか胸を張って自慢する。
織田切チアキ:「……わかりました。ヤマメさん。誰か希望の方はいらっしゃいますか?」
里中ヤマメ:「……えっと、それなら!」そこで、真っ先に思いついた人物。
里中ヤマメ:「……"JUN"先生って言う、よく幼星塾に顔を出してくれる講師の先生がいらっしゃるんです!オシャレとか、"カワイイ"を教えてくれる先生が!」
里中ヤマメ:「これから寄りたいエリアの中に、"あの人のツテ"を借りて入場したい所があるので……これから連絡を取ります!」そう言いながら、連絡を取り始める。
久遠セツナ:「あっ、JUN先生! ボクも知ってるよ!」
風乃ミナト:「ええ、あの方ならグリードともご縁がありますね。ただ──」
風乃ミナト:小首をかしげて──
風乃ミナト:「もう一人──お願いできませんか、ヤマメさん、チアキさん?」
風乃ミナト:自分の言葉に、少し戸惑いながら少女が告げる。
里中ヤマメ:「……え?」番号を押す手を一度止めながら。
織田切チアキ:「もう一人というのは、職員室の"先生"をもう一人用意してほしいとの事ですか?」
風乃ミナト:「そうですね、職員室の──かどうかはまではわかりません。申し訳ありません」
風乃ミナト:「ですがうっすらと──」
風乃ミナト:「もう一人先生がいないと、後悔が生じるかもしれない」
風乃ミナト:「そんな感触を受けました」
久遠セツナ:「そなんだ?」
織田切ハルヒ:こくん、と仮面の頭を頷かせながら「チアキ、信じていい。ぜひとも呼んでくれたまえ」
織田切ハルヒ:「もしかすると冒険の最中に"JUN"先生の力を借りれなくなる場面がやってくる……そんな運命もあったりするかもしれない」
風乃ミナト:「申し訳ありません。ふんわりとした伝え方しかできずに」
織田切ハルヒ:「そうした、ちょっとした縁の食い違いがたまーに冒険の最中にも起きるのでね!そこを避けれる人間も一人必要なのだろう!」
久遠セツナ:「んーっと、ヤマメちゃん?」と、発端の少女に問う。
里中ヤマメ:「……?あ、はい!」元気に返事してくる
久遠セツナ:「ヤマメちゃんに任せるね」そして朗らかに、きっぱりと。
久遠セツナ:「これはヤマメちゃんの冒険で、ボクらはその同行者」
久遠セツナ:「だからミナトちゃんの言う通りにもう一人先生を探してから旅立つか」
久遠セツナ:「それを踏まえて『でも急ぐから!』で冒険に行くか」
久遠セツナ:「どっちでもボクはオッケー。もちろん、ミナトちゃんもね」
風乃ミナト:「──できれば万全を期してはほしいですが」
風乃ミナト:「そうですね、御判断はヤマメさんに委ねるのがよいかと、私も思います」
里中ヤマメ:彼女が脳裏に過らせるのは、同行を買って出てくれた二人。これはすでに自分一人の問題ではないのだ。
里中ヤマメ:番号は引き続き"彼"のモノをおす。しかし伝える内容は変更する。「もしもし、"JUN"先生!」
"JUN":「はいはいヤマメっち!どうしたの〜?」聞き覚えのある声が向こうから聞こえてくる。
里中ヤマメ:「お力をお借りしたいんです。先生の。これから私たち怪奇現象探索部の活動に来て欲しいんです!」
"JUN":「オレちゃんはいつでもオーケーよ。いつがいい?」
里中ヤマメ:「いえ、その前に。今回は先生の他に、"もう一人"先生が必要なんです!」
里中ヤマメ:「グリードの、風乃ミナトさんという方はわかりますか?この方が……」
"JUN":「ああ、ミナミナ!?久しぶりだネ!うん、あの子が言うんなら必要なんでしょ!」
"JUN":「……すぐ職員室に連絡を取って連れて来るよ!希望の日程までにこれる先生を用意してあげる!」通信機の向こうのさらに奥から聞こえる声が、ずいぶんと早い返事を返してきた。
織田切チアキ:「……話が早い」
織田切ハルヒ:「問題なさそうだ、ミナト君!キミ達も慕われてるなァ〜!ハッハッハ!!」
久遠セツナ:「ありがとJUNせんせー!」
風乃ミナト:「ありがとうございます」
"JUN":「お、その声はセッちゃんもいるんだね!もしかしなくても"冒険"の誘いだな〜?」顔も見えないがもう陽気な答えが返ってくる。
久遠セツナ:「もっちろん!」
"JUN":「OK!久々に冒険としゃれこもうか!もちろんもう一人オレちゃんの方で誘わせてもらう!」
"JUN":「すぐに連れてくるから!待っててねー!」
久遠セツナ:「よろしくね!」
"JUN":「だったら思い立ったが吉日!すぐ動くぜ〜!ノバイバーイ!」向こうの通信が切れた。
風乃ミナト:ほう──っと安堵の溜息ひとつ。
里中ヤマメ:「……連絡が来たら、私の先輩方とも一緒に連絡して、5人でそちらに向かいます」
風乃ミナト:「──少し安心しました。ヤマメさんが慎重なタイプの方で」
里中ヤマメ:「今後ともよろしくおねがいします!」そう言った所で。
久遠セツナ:「こっちこそよろしくね!」
工藤ハヅキ:「───どうした。ずいぶん騒がしいな。なんの打ち合わせだ?」偉く落ち着いた物腰の女生徒が近づいてくる。
久遠セツナ:「ふっふっふ、決まってるよハヅキちゃん」
工藤ハヅキ:真新しい制服をもう傷だらけにした、新入りの冒険者。薄茶色の髪に眼鏡が特徴的な表情の硬い女生徒。"来校者"工藤ハヅキだ
久遠セツナ:「冒険の打ち合わせです!」
風乃ミナト:「こんにちは、ハヅキさん」
工藤ハヅキ:「ほう、それはいいな。オレもお前たちとまさに打ち合わせに来たところだったんだが」
織田切ハルヒ:「おおハヅキ君!我がグリードの新たなるニュービー!」
織田切ハルヒ:「冒険が必要ならばぜひ行って欲しい所だ、……ああそうだ」
工藤ハヅキ:「……どうした?ハルヒ?」
織田切ハルヒ:「……せっかくだ。"職員室"にはキミに行ってもらおう。まだノヴァリスの大人にキミはあった事がなかっただろう?」
織田切ハルヒ:「"来校者"のキミを顔通しするのをすっかり忘れていたしいい機会だから挨拶に行ってきたまえ!"職員室"に!」
工藤ハヅキ:「……そんな所があったのか。知らなかったな」
工藤ハヅキ:「わかった。顔合わせと、迎えと言った所か?」
織田切ハルヒ:「うん!持って言って欲しいモノもあるからね!ぜひこの機会に売り込んで欲しいモノが!」
織田切ハルヒ:「ふふふははは!なんだかテンションが上がって来たなぁ〜!!」
織田切ハルヒ:「聞こえるかセツナ君!我が旅団長!冒険の足音が!!」
織田切ハルヒ:「───操舵隊に直ちに通達する!"冒険"が始まるぞ、とね!すぐ用意する!」
久遠セツナ:「うんうん、楽しみだねぇ!」
風乃ミナト:「──今回は飛び出してっちゃったらダメだからね、せっちゃん?」
里中ヤマメ:「……当日は、よろしくお願いします!セツナさん!……がんばるぞ〜!」
久遠セツナ:「がんばろー!」おーっ! と握りこぶしを天高く──
GM:かくして、ジェネシス怪奇現象探索部の生徒達を連れた、次なる冒険の幕は切って落とされた。
GM:日頃から見慣れた、市街地を巡るシティアドベンチャー。
GM:……その学区を巡る旅路で、これから出くわす物を想像できた者はこの時点で一人もいなかった。
GM:---
GM:シーンカット!ロイスを習得できます。
久遠セツナ:【グリードの仲間:織田切ハルヒ@〇すっごい操舵手さんです!/ごめんソレが素顔だと思ってた!】 を取得。以上!
GM:OK!